ビジネスモデル再構築事例（ネイルサロン経営者）
単価アップ 6カ月～1年間という中長期的な売上を見込めるビジネスモデルを
スタートできるようになりました
課題
20年以上個人向けにネイル施術を提供してきたが、ネイル施術市場のかげりや単発売上の限界もあり、中長期的に収益化できるビジネスモデルを構築したい
コンサル内容
事業者さまの今までのビジネスの棚卸を行う中でご自身の強みやスキルに自信をもつことができ、優良顧客の方を深掘りすることでニーズのヒントを得ることができた。また起業当初の想いや理想とするライフスタイルを思い起こすことで、好きな事、本当にやりたいことを再認識することができた。その結果、できる事・やりたい事・求められている事で合致することが、ネイルケアという分野で事業者さまと同じレベルの技術者を養成するための講座を開催することとした。募集にあたり、講座のコンテンツや手順、告知文などの作成をご支援。
成果
20年間蓄積した顧客向けに募集を開始したところ、二桁の申し込みが入るほどの盛況ぶりであった。1期開催中も次期のお申し込みが入っており、ブラッシュアップさせながら第二期以降も開催予定である。
単価アップと6カ月～1年間という中長期的な売上を見込めるビジネスモデルをスタートできるようになった。
数年間思い悩みながらも具体的な行動が出来なかったが、しっかりとタイミングよく背中を押してもらえたと嬉しいお言葉を頂きました。
ビジネスモデルの強化（食品小売り業）
製造コスト削減ではなく顧客満足度向上のために何ができるかなどの視点へと意識改革が進んだ
課題
競合他社の動向や既存顧客の意見もあり、なかなか思うような値上げに踏み切れていない。価格競争から脱却したい
コンサル内容
自社の現状を把握するために経営層でSWOT分析※1を行った。
所持する顧客データを活用し、RFM分析※2や優良顧客層へのアンケート※3を実施し、顧客ニーズのヒントを得ることができた。
その中で、優良顧客の方は安いからという価格ではなく、当社商品だからこそ選んでいるというヒントを見つけることができた。
その要素を訴求するためのアクションプラン※4をいくつか策定し、優先順位をつけて進めていくこととした。
成果
自社商品は安いから選ばれているのではなく、顧客の（潜在）ニーズに応ている商品であることを従業員の方が理解することとなり、そこへ注力するという視点の変化につながった。
製造コスト削減ではなく顧客満足度向上のために何ができるかなどの視点へと意識改革が進んだとのことです。
SWOT分析 ※1
アメリカで企業評価の為の戦略ツールとして開発された分析手法で あり、自社の強み（Strength)、自社の弱み（Weakness)、今後の可能性を示す、機会（Opportunities)、今後のリスクや厳しい状況を示す脅威（Treat）の４要素の頭文字からSWOT分析という。それぞれの要因を掛け合わせて戦略を立案していきます。
当社では第三者の立場で主に強みと機会にフォーカスしていくことで思い付きや思い込み、行き当たりばったりな経営改善計画を回避し、根拠ある成長性が見込める事業計画の策定をご支援いたします。
RFM分析 ※2
顧客分析の手法のひとつであり、直近の購入品（Recency)、購入頻度（Frequency)、購入金額（Monetary)という指標の頭文字です。その指標により顧客をグループ分けし、分析し、商品サービスによって効果的なマーケティング施策を検討していくための手法です。当社では事業者様のご要望に沿える状況、あるいはより効果的な改善アクションをご提案いたします。
優良顧客層へのアンケート ※3
商品サービスの集客がうまくいく秘訣はリピートしてくれているお客様、つまり優良顧客層にあると考えます。そこで、さらなる集客力アップのためには、なぜ自社の商品やサービスを購入いただいたのか？その理由や用途を実際にお伺いすることで大きなヒントを得られることになります。そのためには、事業者様の理想とする状況や商品サービスや顧客層に適切な質問をなげかけることが重要となり、そのご支援をいたします。
アクションプラン ※4
目標を達成するために必要な行動計画のことであり、適切に実行できるための詳細プラン、ステップのことです。当社では確実に実行できるようにするために、誰が、いつまでに、何をというように、具体的なイメージを関係者が共有できるような表現をめざししています。
補助金助成金申請ご支援事例（精密部品機械加工業）
最新設備の導入を検討したいとの要望から
東京都の躍進的事業推進助成金の申請を提案しました
課題
創業20年と製造業では後発ながらも、果敢な営業の成果もあり、受注増加に生産体制が追い付かず、人員増を図るも、休日出勤や残業対応に追われる状況にあった。労働環境の改善と生産体制の強化を早急に図りたい。
コンサル内容
現状ヒアリングにより、半導体の受注増にともない増産体制が急務であったが、従業員30名のうち半数以上が入社間もない20～30代の未経験者であり、人材育成も必要な状況であった。中でも、熟練技術者不足によるボトルネックは溶接工程であり、非熟練者でも比較的早期に一人前の稼働が可能になる最新設備の導入を検討したいとのため、条件やタイミングから東京都の躍進的事業推進助成金の申請を提案した。
成果
助成金採択により最新設備を導入できたことで、非熟練者でも1人前のパフォーマンスをあげることができるようになった。あわせて、省エネ効果が高い設備であるため光熱費の20％削減や、工場全体の生産性が向上したことで水曜日にノー残業デーを実現できるようになり、労働環境の改善や若手人材の定着といった効果もあげているとのことです。